拉致問題の解決のためには、これまで拉致問題について触れる機会の少なかった若い世代への啓発が重要な課題となっています。
この観点から、政府は、平成30年から、小中学校及び高等学校の教員等を対象とした研修を実施しています。
令和3年度は、学校における理解促進を一層強化することを目的として、以下の概要で実施しました。
オンライン研修
〇日時 令和3年8月23日(月)13時00~16時50分
〇参加者 全国の小学校、中学校、高等学校の教師、教育委員会関係者を中心に745名
〇研修のプログラム
・行政説明(講師:内閣官房 拉致問題対策本部事務局 内閣参事官 大野祥)
・拉致問題から人権教育を考える講義(講師:学習院大学 教授 梅野正信氏)
・拉致被害者御家族の講義(講師:横田拓也氏)
・帰国拉致被害者の講義(講師:蓮池薫氏)
学習院大学 梅野正信教授の「拉致問題から人権教育を考える講義」の様子
配信スタジオでの横田拓也氏の講義の様子
視聴画面で見た蓮池薫氏の講義の様子
実地研修
〇日時 令和3年10月26日(火)11時30分~16時45分
〇参加者 オンライン研修を受講した者の中から、各都道府県・指定都市から1名推薦。主として人権教育の指導者として地域の中心的な役割を担う者(都道府県教育員会の指導主事、都道府県等教員研修センターの研修企画者等)
〇研修のプログラム
・拉致現場視察
・授業実践発表
<発表者>
熊本県教育委員会 指導主事 堤田浩介 高等学校公民科
埼玉県桶川市立加納中学校 教頭 増田公之 中学校社会科(公民分野)
埼玉県上尾市立東中学校 教諭 蛯名健吾 中学校社会科(公民分野)
名古屋市教育委員会 指導主事 久野正樹 道徳科
・蓮池氏との懇談
拉致現場視察の様子
柏崎市職員による説明
授業実践発表の様子
懇談で質問する参加者
質問に答える蓮池氏