「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」とトーマス=グリーンフィールド米国国連大使との面会
4月18日、午前9時50分から約55分、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)の横田拓也代表、飯塚耕一郎事務局長を始めとする拉致被害者御家族がトーマス=グリーンフィールド米国国連大使(閣僚級)と官邸において面会を行いました。この面会には、日本政府から、林芳正内閣官房長官兼拉致問題担当大臣、福本茂伸内閣官房拉致問題対策本部事務局長、濱本幸也外務省アジア大洋州局参事官他が同席しました。
拉致被害者御家族からは、家族会と救う会の新しい運動方針を伝え、米国及び国連における理解を求めるととともに、一日も早く肉親との再会を実現したい、そのために米国の引き続きの理解、協力をお願いしたいとの切実な思いが述べられました。
また、林大臣からは、トーマス=グリーンフィールド大使のこれまでの拉致問題についての尽力に謝意を述べるとともに、拉致問題は歴史上の事件ではなく、今なお被害者が自由を奪われ、帰国できない状態が続いている現在進行形の問題であり、拉致被害者御自身に加え、本日出席しておられる御家族も御高齢となる中、もはや一刻の猶予もない、全ての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け、引き続き協力をお願いしたい旨述べました。
トーマス=グリーンフィールド大使は、終始御家族の言葉に真摯に耳を傾けるとともに、米国は、党派を超え、政権を超え、常に全ての被害者御家族と共にある、ニューヨークでもこの課題を取り上げ続け、御家族の声が届くようお手伝いできればと思う旨述べました。