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岸田総理大臣は、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)の御家族等と面会しました。

 3月16日(水)、岸田総理大臣は、総理官邸にて、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)の御家族等と面会し、先般、同会及び「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(救う会)が決定した「今後の運動方針」の手交を受けました。
 冒頭、岸田総理大臣から「本日は、飯塚繁雄さんから代表を引き継がれた横田拓也さんから運動方針を受け取らせていただきましたが、こうして家族会の代表が次の世代に引き継がれなければならなくなってしまったことについて大変申し訳なく思うところでございます。」、「拉致問題を解決するまで、私自身、条件を付けずに、金正恩(キム・ジョンウン)委員長と向き合う決意であります。全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けて、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。」旨の発言がありました。
 これを受け、家族会の横田拓也代表から、「私達は改めて日本政府に対して、拉致被害者救出に向けた戦略、戦術、道筋、工程表、期限を具体的に明示いただくことを強く求めます。」旨の発言があり、横田早紀江氏から、「何とかして、聡明な方々がたくさんいらっしゃる日本の国の中で、知恵を働かせていただいて、いろいろな国の支援もいただきながら、日本の土を踏ませてあげたいと毎日祈っているので、どうぞ、力いっぱい働いていただきたい。」旨の発言がありました。また、救う会の西岡会長から、「岸田総理が平壌に乗り込んで、金正恩氏と目と目を見て、『全員を返しなさい』という交渉を是非していただきたい、そのために全力を尽くしていただきたいと運動方針に書きました。」旨の発言がありました。