「北朝鮮による日本人拉致問題啓発セミナー」について

 平成27年10月の大学コンソーシアム佐賀との共催、同年11月、12月の秋田大学との共催による「平成27年度北朝鮮による日本人拉致問題啓発セミナー」に続く、第3弾として「平成28年度 北朝鮮による日本人拉致問題啓発セミナー」を北海道教育大学との共催により実施しています。  

 その一環として、平成28年11月1日(火)、北海道教育大学函館校の大会議室において、特別講演会「北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けて」を開催しました。
 当日は、内閣官房拉致問題対策本部事務局の岡本審議官を講師とし、セミナー参加学生に加え一般の学生も対象に、人権との関係に焦点を当て、拉致被害者御家族ビデオメッセージや拉致問題をテーマにシンガーソングライターの山口采希さんが作詞・作曲した「空と海の向こう」のミュージックビデオの映像を織り交ぜながら講演を行いました。
 講演後の質疑応答では、参加した学生から、「国際シンポジウムなどで、拉致問題解決に向けた議論が積み重ねられているということだが、政府はそれらを踏まえた新たな方策はあるのか。」など活発な質疑応答も行われました。
 また、同セミナーでは、本講演会のほか、セミナー参加学生を対象に、11月3日(木)、北朝鮮工作員が関与した男鹿脇本事件現場視察や拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い―奪還-」の観劇を行いました。
 今後は、北朝鮮の工作船が展示されている海上保安資料館横浜館の見学、政府主催国際シンポジウムへの参加、拉致被害者御家族との懇談などを予定しています。