米国・ニューヨークにおいて日本政府主催シンポジウムを開催します。

 5月4日(水)、米国・ニューヨークにおいて日本政府主催シンポジウム「北朝鮮の人権状況~人間性の回復に向けた戦略~」を開催します。
  「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」が報告書を公表して以降、北朝鮮における人権状況の改善に向けた国際社会の機運は、国連を中心に大いに高まっております。国際刑事裁判所(ICC)への付託の検討等を含む昨年末の国連総会決議の採択や国連安保理での2年連続での議論に続き、本年3月の国連人権理事会では、北朝鮮における「人道に対する犯罪」の説明責任メカニズムを追及する「専門家グループ」の設置を求めるなど、強い内容の決議が採択されました。
  北朝鮮に具体的かつ誠実な行動を促す上で、国連を始めとする国際社会の連携は重要であり、今回のシンポジウムは、一日も早い北朝鮮の人権状況の改善に向けた国際連携のあり方を探求する目的で開催するものです。
 このシンポジウムの開催が、拉致問題を含む北朝鮮の人権問題の解決に向けた更なるステップとなるものと考えております。
 
シンポジウムの概要は以下のとおりです。
 日時:平成28年5月4日(水)10時から12時 (9時30分開場)
 場所:国連本部内会議室(米国・ニューヨーク)
 プログラム:【司会兼モデレータ:ロバート・ボイントンニューヨーク大学准教授】
        1.加藤勝信拉致問題担当大臣の基調発言
        2.拉致被害者御家族等による訴え
           (1)拉致被害者御家族:横田拓也氏(家族会事務局長)
         (2)特定失踪者御家族:大澤昭一氏  
         (3)脱北者:オ・セヒョク氏    
           3.パネルディスカッション  
          ・マルズキ・ダルスマン国連北朝鮮人権状況特別報告者(元COI委員)
           のプレゼンテーション 
          ・ ロバート・キング米国務省北朝鮮人権担当特使のプレゼンテーション
          ・ パラム・プリート・シン ヒューマン・ライツ・ウォッチ国際司法
           上級顧問のプレゼンテーション
          ・質疑応答
         4.加藤勝信拉致問題担当大臣による締めくくり発言

   ※日本政府出席者以外の講演内容・発言については、日本政府の公式見解を示すも のでは
    ありません。

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