平成25年5月31日午後、じゅうろくプラザ2Fホールにおいて、政府拉致問題対策本部、岐阜県、岐阜県議会北朝鮮拉致問題解決促進議員連盟及び北朝鮮に拉致された日本人を救出するための岐阜の会の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin岐阜」を開催し、約600人の参加を得ました。
政府共催の拉致問題広報・啓発行事の地方における開催は、今年度、第1回目となります。
この「拉致問題を考える国民の集いin岐阜」では、第1部として
○ 政府主催者代表挨拶 亀岡 偉民 (内閣府大臣政務官)
○ 地元主催者代表挨拶 古田 肇 (岐阜県知事)
○ 地元主催者代表挨拶 渡辺 真(岐阜県議会議長)
○ 県内特定失踪者御家族の紹介
○ 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会からの報告
横田 滋氏
横田 早紀江氏
等が行われました。
第2部として、映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年-」の上映が行われました。
第1部における亀岡内閣府大臣政務官の主な発言内容(古屋拉致問題担当大臣挨拶の代読)は、以下のとおりです。
(亀岡内閣府大臣政務官)
○ 安倍政権発足後、総理自ら「拉致問題はこの安倍内閣において解決させる決意」と明言しており、自分(古屋大臣)もそれを受けて、まさに「最後の拉致問題担当大臣になる」との覚悟で、日々拉致問題の解決に向けて取り組んでいる。
○ そのため、まずは全閣僚が構成員となるよう、拉致問題対策本部の組織を強化するとともに、政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会や有識者懇談会を開催するなど、オールジャパンで拉致問題の解決に向けて取り組む体制を確保した。また、政府は、拉致問題の解決なくして日朝の国交正常化はありえないという方針を堅持し、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くし、拉致に関する真相究明、拉致実行犯の引渡しを引き続き追求していく。
○ 北朝鮮に対しては、引き続き、北朝鮮を正しい方向に導くべく必要な圧力をかけていくことが重要であるが、一方で、拉致問題の解決のためには、我が国自身が北朝鮮との間で実効的な対話を行う必要があり、そのために、あらゆる手段を尽くし、国際社会とも連携しつつ、自ら主体的に行動していく所存。
○ 政府としては、北朝鮮の指導層において、今一度、日朝平壌宣言の精神に立ち返り、拉致被害者全員の帰国を実現し、日朝関係の再構築に向け、歴史的・大局的見地に立った正しい決断をされんことを期待している。
このほか、地元主催者代表として古田岐阜県知事、渡辺県議会議長から挨拶があり、その後、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会からの報告として、横田滋氏、横田早紀江氏からお話がありました。