平成25年2月20日午後、兵庫県公館大会議室において、政府拉致問題対策本部、兵庫県、神戸市の共催により、「拉致問題を考える国民大集会in兵庫・神戸」を開催し、約460人の参加を得ました。
政府共催の拉致問題広報・啓発行事の地方における開催は、今年度、第6回目となります。
この「拉致問題を考える国民大集会in兵庫・神戸」では、第1部として
○ 政府主催者代表挨拶 西村 康稔 (内閣府副大臣(拉致問題担当))
○ 地元主催者代表挨拶 井戸 敏三 (兵庫県知事)
○ 地元主催者代表挨拶 矢田 立郎 (神戸市長)
○ 地元主催者代表挨拶 藤原 昭一 (兵庫県議会議長)
○ 地元主催者代表挨拶 藤原 武光 (神戸市会議長)
○ 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会からの報告
飯塚 繁雄 代表
有本 明弘 副代表
有本 嘉代子 氏
等が行われました。
第2部として、映画「めぐみー引き裂かれた家族の30年」の上映が行われました。
第1部における西村内閣府副大臣の主な発言内容は、以下のとおりです。
(西村内閣府副大臣)
○政府においては、1月25日に、拉致問題に関する総合的な対策を推進すべく、総理を本部長とし、全ての閣僚が本部員として参加する拉致問題対策本部を新たに設置。第一回本部会合において、拉致問題の解決なくして日朝の国交正常化はありえないという方針を堅持し、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くす、また、拉致に関する真相究明、拉致実行犯の引渡しを引き続き追求していくといった方針を決定。
○新たな拉致問題対策本部では、こうした方針に基づき、拉致問題に関する対応を協議し、問題解決のための戦略的取組及び総合的対策を推進し、拉致問題対策本部を中心に、政府一体となった取組をこれまで以上に強化していく考え。
○拉致問題をめぐる北朝鮮との対話については極めて難しい状況にあるが、我が国の基本方針は対話と圧力であり、国際社会と連携しつつ北朝鮮に圧力をかけながら、拉致問題解決の糸口を見出すべく、常に対話の道も用意していく考え。
このほか、地元主催者代表として井戸兵庫県知事、矢田神戸市長、藤原兵庫県議会議長、藤原神戸市会議長から挨拶があり、その後、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会からの報告として、飯塚代表、有本副代表、有本嘉代子氏からお話がありました。