平成25年1月16日午後、ホテル法華クラブ仙台において、政府拉致問題対策本部、宮城県、宮城県議会拉致議員連盟及び北朝鮮に拉致された日本人を救出する宮城の会(救う会宮城)の共催により、「拉致問題を考える国民の集いin宮城」を開催し、約200人の参加を得ました。
政府共催の拉致問題広報・啓発行事の地方における開催は、今年度、第5回目となります。
この「拉致問題を考える国民の集いin宮城」では、
○ 政府主催者代表挨拶 西村 康稔 (内閣府副大臣(拉致問題担当))
○ 地元主催者代表挨拶 村井 嘉浩 (宮城県知事)
○ 来賓挨拶 相沢 光哉氏(宮城県議会議員)
○ 講演 伊豆見 元氏(静岡県立大学国際関係学部教授)
○ 拉致被害者御家族のお話 横田 滋氏、横田 早紀江氏
○ 特定失踪者御家族のお話 早坂 勇治氏、早坂 胞吉氏
等が行われました。
西村内閣府副大臣の主な発言内容は、以下のとおりです。
(西村内閣府副大臣)
○ 我が国は、北朝鮮に対し、全ての拉致被害者の安全を確保し、直ちに帰国させるよう強く求めていく。また、拉致に関する真相究明、拉致実行犯の引渡しを引き続き強く求めていく。
○ 安倍内閣発足直後、総理、菅官房長官、岸田外務大臣、古屋拉致問題担当大臣と共に私も拉致被害者の御家族の方々とお話をさせていただいた。総理は、拉致問題はこの内閣において解決させるという決意をもって取り組んでいくと申し上げたところ、自分もその思いを強く抱く。
○ 日朝政府間協議は、昨年12月の北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射予告を受けて、諸般の事情を総合的に勘案し、現時点では延期されている。今回のミサイル発射は、関連する国連安保理決議等の他、日朝平壌宣言にも違反し、北朝鮮との対話を通じた問題解決に向けた動きにも逆行するものであって、極めて遺憾。北朝鮮がミサイルに関連する国連安保理決議を履行し、拉致問題の解決に向けても、実効性ある対話が行われる環境が早期に整うことを期待する。
このほか、地元主催者代表として村井宮城県知事から挨拶があり、その後、伊豆見 元氏から「拉致問題の解決のために」と題して講演があり、続いて、横田滋氏、横田早紀江氏、早坂勇治氏、早坂胞吉氏などからお話がありました。
そして最後に、宮城県出身の岩渕まこと・由美子夫妻による、「コスモスのように」(横田早紀江作詞、岩渕まこと作曲)の歌唱がありました。