平成24年12月8日午後、秋田キャッスルホテルにおいて、政府拉致問題対策本部、秋田県、秋田県議会拉致問題解決促進議員連盟及び北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会(救う会秋田)の共催により、「拉致問題を考える国民の集いIN秋田」を開催し、約170人の参加を得ました。
政府共催の拉致問題広報・啓発行事の地方における開催は、今年度、第4回目となります。
この「拉致問題を考える国民の集いIN秋田」では、
○ 政府主催者代表挨拶 白 眞勲(内閣府副大臣(拉致問題担当))
○ 地元主催者代表挨拶 佐竹 敬久(秋田県知事)
○ 講演 西岡 力氏(北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長)
○ 講演 荒木 和博氏(特定失踪者問題調査会代表)
○ 家族会御家族のお話 増元 照明氏(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長)
○ 特定失踪者御家族のお話 松橋 チヤ氏、品川 貴美子氏
等が行われました。
白内閣府副大臣の主な発言内容は、以下のとおりです。
(白内閣府副大臣)
○先月(11月)ジュネーブで開催した、北朝鮮拉致問題に関する国際理解促進のための日本政府主催イベントには、私のほか、特定失踪者(木村かほるさん)の御家族である天内みどりさん、西岡会長、荒木代表にも参加いただき、この問題の重大性や背景、拉致被害者御家族のお気持ちを国際社会に訴えていただいたが、こうした取組によって、国際社会において人権問題としての拉致問題を訴え続けることの重要性を改めて認識したところ。
○先月(11月)15日から2日間、局長級による日朝政府間協議が4年ぶりに開催され、拉致問題については今後も協議を継続していくことで一致し、認定拉致被害者以外の北朝鮮によって拉致された可能性を排除できない方々についても日本側から提起し、議論を行った。
○拉致問題を含む双方が関心を有する事項を議論する第2回日朝政府間協議をまさに開催しようとする中で、北朝鮮がミサイル発射を予告したことは、極めて遺憾で残念。今後とも、あらゆる機会を捉えて拉致問題の早期解決に向け努力を重ねていく覚悟。
このほか、地元主催者代表として佐竹秋田県知事から挨拶があり、その後、西岡力氏からは「全ての拉致被害者を救出するぞ」と題して、また、荒木和博氏からは「拉致問題の真実と私たちの安全」と題してそれぞれ講演があり、続いて、増元照明氏、特定失踪者御家族の松橋チヤ氏、品川貴美子氏などからお話がありました。