平成22年12月11日(土)、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門において、政府主催「拉致問題シンポジウム~すべての拉致被害者の救出に向けて~」を開催しました。これは、北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10日~16日)中の政府主催行事として開催したものです。
このシンポジウムでは、まず、仙谷内閣官房長官兼拉致問題担当大臣から、本シンポジウムの開催趣旨や政府の取組についてお話させていただき、引き続き、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)の飯塚代表から、拉致問題の一日も早い解決の必要性等についてお話ししていただきました。
続いて、韓国初の民間による対北朝鮮放送局である「開かれた北韓放送」の河泰慶(ハ・テギョン)代表から、「後継者問題をめぐる北朝鮮情勢」について講演していただきました(第1部)。
次に、「拉致被害者御家族からの訴え」と題して、パネル形式で拉致被害者御家族から一日も早い拉致問題の解決に向けての切実な思いを語っていただき、東内閣府副大臣(拉致問題担当)からは、現在の北朝鮮情勢や政府の拉致問題への具体的取組についてお話させていただきました(第2部)。
3.講演「後継者問題をめぐる北朝鮮情勢」(第1部)
2005年12月に開局された韓国初の民間による対北朝鮮放送局「開かれた北韓放送」代表。北朝鮮の人々に正しい情報を提供するとの観点から、毎日朝晩4時間ずつ放送している。河氏の北朝鮮情勢に関する分析には定評があり、韓国や日本のメディアにも引用されている。
4.パネル「拉致被害者御家族からの訴え」(第一部)