平成21年11月7日(土)午後、福井県鯖江市の鯖江市文化センターにおいて、政府拉致問題対策本部、福井県、小浜市、若狭町、北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会、嶺南地区特定失踪者の真相究明を願う会による共催で「国民大集会 福井大会」が開催され、1,300人が参加しました。
政府共催の拉致問題広報・啓発行事の地方における開催は、今回が7回目となり、鳩山内閣となってからは初めての開催です。
この「国民大集会 福井大会」では、
○ 政府主催者あいさつ 中井 洽(国家公安委員会委員長・拉致問題担当大臣)
○ 地元主催者あいさつ 西川一誠(福井県知事)、牧野百男(鯖江市長)
○ 救う会報告 藤野義昭(救う会全国協議会会長)
○ 家族会報告 飯塚繁雄(家族会代表)
○ 被害者家族メッセージ 飯塚耕一郎(家族会事務局次長)
○ 帰国被害者メッセージ 地村保志氏・富貴恵氏
○ 特定失踪者家族メッセージ 澤 香苗(嶺南地区特定失踪者家族会代表)
○ お礼の言葉 森下 裕(若狭町長)
等が行われました。
以下、概要。
【中井大臣あいさつ】
国民の命、安全を守るため、政府は全力を挙げる。拉致被害者家族会、特定失踪者家族会の皆さんとも連携し、北朝鮮にいる日本人を取り戻していく。徹底的に北に圧力をかけて解決の道を探る。
【牧野鯖江市長あいさつ】
平成14年、小浜市の副市長として地村御夫妻を小松空港で出迎えたときの感動は忘れない。現在まで拉致問題が解決していないことは悲しいこと。
【藤野「救う会」会長報告】
北朝鮮は、革命を成就するため、拉致を含む非合法手段をも駆使してきた。
【飯塚「家族会」代表報告】
日本人被害者全員が帰ってくるまで手を緩めてはならない。(北朝鮮に対し)さらなる要求、交渉を。交渉にはカードが必要であるが、そのカードは国民の怒りの声である。
【飯塚耕一郎氏メッセージ】
家族が帰ってくるための交渉、情報収集なども含め、戦略を練って対策を進めてほしい。
【地村保志氏メッセージ】
今後帰国する被害者のためにも、感謝と自立の気持ちを大切にしたい。全国には多くの拉致被害者、特定失踪者がいる。皆さんの力で問題解決へ進展するよう支援をお願いしたい。
【澤香苗氏メッセージ】
(福井県内の特定失踪者・山下貢、宮内和也及び山下春夫の3氏の)失踪状況は極めて不自然。事故でなく事件であり、失踪でなく拉致である。
なお、開会に先立ち、アニメ「めぐみ」が上映されました。