平成19年12月16日(日)午後、東京都港区のニッショーホールにおいて、北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10~16日)中の政府主催行事として、「拉致問題を考えるみんなの集い」が開催され、約500人が参加しました。
この「みんなの集い」では、
○ 町村官房長官兼拉致問題担当大臣によるあいさつ
○ 映画「めぐみ~引き裂かれた家族の30年」の上映
○ 横田滋さん・早紀江さん御夫妻と「ベルサイユのばら」の作者で声楽家の池田理代子さんとの対談
○ 歌手の南こうせつさん、池田理代子さんと「真夏に第九を歌う会」合唱団によるコンサート
が行われました。
このうち、対談では、各出演者が、「拉致は理不尽。この問題を忘れてはならない。」(池田理代子さん)、「問題解決には世論の力が必要。関心を持ち続けて。」(横田滋さん)、「拉致は誰にでも起き得たこと。『かわいそう。』ではなく、みんなが親の心を持って本気で動かなければ、問題は解決しない。どうぞ助けてください。」(横田早紀江さん)と呼びかけました。
また、南こうせつさんは、「神田川」や拉致被害者への励ましの気持ちを込めた「国境の風」などの歌を披露し、「みんなが想いを一つにすることが大事。日本がんばれ!」と訴えました。
当日の様子は、こちらをご覧ください。
池田理代子さんは、拉致被害者家族のため、及び世界の恵まれない子供たちの教育のためのチャリティ・コンサートを「真夏に第九を歌う会」合唱団の皆さんと共に開催したり、コンサート会場ロビーで「めぐみちゃんの写真展」を行ったりするなど、拉致問題の解決のために積極的に活動されています。
南こうせつさんは、拉致問題に早くから関心を持ち、ご自身が作曲した「国境の風」という曲を発表し、帰国した蓮池さん御夫妻を励まされたり、横田めぐみさんを支援するノエル・ポール・ストゥーキー氏のコンサートにゲスト出演したりするなど、歌で拉致問題にかける想いを表現されています。