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大学生等を対象とした「北朝鮮による日本人拉致問題啓発セミ
ナー」を開催しました。
10月3日(土)、4(日)の2日間、佐賀大学を始めとする佐賀県内の高等教育機関で構成する大学コンソーシアム佐賀と政府拉致問題対策本部が共催で、初めて大学生や短大生を対象とした拉致問題啓発セミナーを開催しました。
1日目のプログラムは、事務局職員が拉致問題の概要説明を行い、映画「めぐみ」を視聴し拉致問題のアウトラインを学んだ後、佐賀県等が主催した拉致被害者の蓮池薫氏の講演会へ参加しました。学生達は、自分たちと同年代の大学3年生の時に拉致された蓮池薫氏の話を真剣にメモを取りながら聴講していました。
2日目のプログラムは、市川修一さん、増元るみ子さんが拉致された鹿児島県の吹上浜に赴き、警察職員から当時の状況等について説明を受けた後、市川修一さんの御家族の市川健一さん、龍子さん御夫妻の講話を受けました。学生達は、修一さんの帰国を切なる思いで待っておられる市川御夫妻のお話に真剣に聞き入っていました。
プログラムの締めくくりには、学生自身に本セミナーを通じて得た知識や気づき、体験などを整理してもらい、活発な雰囲気の中でグループ討議・発表を行いました。
参加した学生から、「問題を風化させてはならない。自分は教師を目指しているが、子ども達にもしっかりと伝えていかなければ。」との決意の声も聴かれました。
拉致問題対策本部では、今後も全国の大学等と連携して本セミナーを実施し、若い世代の理解促進を図っていくこととしています。