平成21年12月12日(土)、東京都港区のニッショーホールにおいて、「政府主催・拉致問題講演会~すべての拉致被害者の救出に向けて~」を開催しました。これは、北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10日~16日)中の政府主催行事として開催したものです。
この「講演会」では、まず、中井拉致問題担当大臣から、本講演会の開催趣旨や拉致問題の解決に向けた政府の取組についてお話させていただき、引き続き、拉致被害者御家族である増元家族会事務局長、横田前代表ご夫妻、有本家族会副代表ご夫妻から、拉致問題の一日も早い解決の必要性等についてお話ししていただきました(第1部)。
続いて、北朝鮮問題研究の専門家である、ジャーナリストの高世仁様、防衛研究所統括研究官の武貞秀士様から、拉致問題をはじめとする北朝鮮情勢等について講演していただきました(第2部)。
〈第1部〉
・拉致被害者から御家族からのメッセージ
〈第2部〉
・北朝鮮問題専門家による講演
1998年にテレビジャーナリスト集団「ジン・ネット」を設立し、代表を務める。元北朝鮮工作員の「横田めぐみさん目撃」証言を初めて紹介し、拉致問題が注目を集めるきっかけとなった。拉致のほかにも、北朝鮮の偽ドル、核、脱北者などに関する数々のスクープをテレビ番組で放送。主な著書に『拉致-北朝鮮の国家犯罪』『金正日「闇ドル」帝国の壊死』がある。
1975年より防衛研修所(現在、防衛研究所)勤務。1990年より防衛研究所研究室長。地域研究者として一貫して朝鮮半島問題を研究し、朝鮮半島の安全保障問題、国際関係、南北関係等を専門とする。国内外で幅広く、日本の防衛政策や北朝鮮問題に関する講演・講義等を行う。著書に『防衛庁教官の北朝鮮深層分析』『恐るべき戦略家・金正日』他がある。